STEP 2 : 応用スキル

修正に負けないデータ作り

「文字を変えたら枠からはみ出した…」
「100個のボタンの色を変えることになった…」
そんな悲劇を防ぐための、必須スキルを伝授します。

魔法のゴム箱「オートレイアウト」

例えば「ボタン」を作る時。
普通に四角形の上に文字を置いただけだと、文字数が増えた時、四角形はそのままなので文字がはみ出してしまいます。
毎回、手作業で四角形を伸ばすのは面倒ですよね?

そこで使うのが「オートレイアウト (Auto Layout)」です。
これは、中身に合わせて勝手に伸び縮みする「ゴムの箱」のようなものです。

送信する
メッセージを送信する 伸びる!
文字が増えれば、勝手に枠も広がる!
MISSION 1
  • 1
    まずは T キーで「Button」と文字だけ書いてください。(四角形は不要です!)
  • 2
    文字を選択した状態で、魔法のコマンド Shift + A を押します。
    見た目は変わりませんが、文字の周りに透明な「フレーム」が付きました。
  • 3
    右パネルで「塗り(Fill)」を追加して色を付け、文字を書き換えてみてください。
    枠が勝手についてきましたか? これがオートレイアウトです!

箱の中の「空気」を操る

オートレイアウトにした時、右パネルに見慣れない項目が出てきます。
この2つを覚えるだけで、レイアウトが自由自在になります。

Padding
パディング(外周の余白)
ギャップ(間の隙間)
MISSION 2
  • 1
    さっき作ったボタンを選択します。
  • 2
    右パネルの「オートレイアウト」という項目を見てください。
    横向きの矢印(⇔)の数字を 40 に変えてみましょう。
    ボタンの横幅が広がりましたか? それがパディングです。

伸縮自在の「ハグとフィル」

ここがFigma最大の難関であり、最も便利な機能です。
オートレイアウトの中身がどういうサイズになるか、2つの性格を選べます。

Hug
余る
Hug: 中身なり
Fill
Fill: 限界まで伸びる
MISSION 3
  • 1
    ボタンを選択し、右パネルの「横幅 (W)」のところにあるプルダウンを見ます。
    今は「ハグ (Hug contents)」になっているはずです。
  • 2
    これを「コンテナに合わせて拡大 (Fill container)」に変えてみましょう。
    ※もし選べない場合は、ボタンをさらに大きなフレームに入れてみてください。
    親フレームを広げると、ボタンも追従して伸びるようになります。これがレスポンシブデザインの基礎です!

分身の術「コンポーネント」

Webサイトには、同じデザインのボタンやカードが何十個も出てきます。
それらをコピー&ペースト(コピペ)で作ってしまうと、後で「やっぱり赤色に変えて」と言われた時に、全部ひとつずつ直すことになります。

それを防ぐのが「コンポーネント(部品化)」です。
オリジナル(親)をひとつ作って、残りはその分身(子)にしておけば、親を変えるだけで全員変身できます。


(Main)

(Instance)

(Instance)
親を変えれば、子も一斉に変わる!
MISSION 4
  • 1
    作ったボタンを選択し、画面上部のひし形が4つ集まったアイコン「❖」をクリック。
    (ショートカットは Ctrl + Alt + K
    これで「親」になりました。
  • 2
    Alt キーを押しながらドラッグして複製します。
    出てきたコピーは「子」です。
  • 3
    大元の「親」の色を変えてみてください。
    複製した「子」の色も勝手に変われば、分身の術は大成功です!